WORKS

226 H-House

フツウにくつろぐ

自然素材への憧れとこだわり

[ 所在地 ] 埼玉県さいたま市

[ 竣 工 ] 2012年

[ 工 法 ] 木造2階建て

[ 敷地面積 ] 167.29m²

[ 延床面積 ] 118.41m²

南側に桜の木が連なる公園を擁する建築地。
設計者的にはいわゆる「おいしい」与条件であろう。けれど、そのウマ味を100%引き出すには~少々大げさですが~設計者の真の技量が問われる訳でもあり。なんだか高級食材を前にした板前さん的気分で設計を始めました。

板前設計士的にひとつポイントを挙げるなら、南側に広い縁側・深い軒を設けることでした。
深い軒は、雨や夏の暑い日差しを遮り、冬は低い日差しをしっかり取り込みます。
広い縁側は、隣地(公園)との距離感やプライバシーを適度に保ちます。
軒と壁、床で切り取られた風景は、季節の移ろいとともに絵画的に楽しむことができます。

普通、でないものを提案に盛り込むことが「個性的な住まい」というならばこの住まい、むしろ普通なのかもしれません。ですが、本を読んだり。ツメを切ったり。お茶を飲んだり。そしてただ、くつろいだり。そんな日常の些細な時間を心地よく気持ちよく過ごすためには、なにが必要で、必要でないか?そんなところを住まいてと共にじっくり考えて作っていきました。

能書きが多い料理屋ほど○○という言もありますので、板前設計士の能書きもそろそろこの辺であがりです。

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